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工学部長あいさつ

    山形大学工学部を目指す皆さんへ


    世界最先端の研究開発現場で学ぶ


       工学部長 飯塚 博 教授

     山形大学工学部では、日本初の人造繊維開発の流れをくむ有機材料の基盤技術と産業化への貢献の精神が脈々と受け継がれてきました。時代と伴に、繊維、高分子材料、そして1993年には世界で初めて白色有機EL(エレクトロ・ルミネッセンス)の開発に成功するなど、研究開発を推進してまいりました。そして、それを一段と飛躍させることを目指して、2011年4月、工学部米沢キャンパス内に「有機エレクトロニクス研究センター」(10号館)を開設しました。センターは、有機エレクトロニクス分野で世界的に活躍する卓越研究者が結集する一大研究拠点であり、開設以来次々と成果をあげています。また「有機エレクトロニクス イノベーションセンター」は2013年春に稼働を開始し、協力企業とともに技術革新のための研究開発を進めております。さらに「蓄電デバイス開発研究センター」ではリチウムイオン電池用セパレータに関する実証実験が実施されています。加えて「フロンティア有機システムイノベーションセンター」(11号館)と「グリーンマテリアル成形加工研究センター」が2015年度に開設されました。これらのセンターは有機材料システム研究本部として連携を密にし、有機エレクトロニクスと情報エレクトロニクス、バイオ化学および機械システム工学等、さまざまな工学分野とが結びつくことによってあらたに広がる研究分野=フロンティア有機システム分野の研究を推進しています。山形大学工学部は、世界に開かれ、分野を超えた学際的な研究開発が活発に行われる環境へと加速度的に進化しつつあります。
     本学部は、物質化学やバイオ化学分野、電子情報関連分野、そして機械・ロボティクス分野等、世界に誇れる多くの研究シーズを有しています。これらの素晴らしい研究シーズを国際事業化研究センターの機能を使って速やかに事業化し、社会に役立ててまいります。
     東日本屈指の工学・技術系学部である本学部の最先端の研究開発現場は、そこに学ぶ学生にとって最善の人材育成の場ともなります。将来を期待される多くの人材がこの山形大学工学部で学び、世界の最先端を経験することによって、社会で輝くエンジニアに成長していただきたいと思います。
     山形大学工学部は、吾妻連峰や最上川上流の恵まれた自然環境と、「義」の精神を重んじる上杉の城下町の精神に支えられ、基礎と専門の「能力」、やり通す「熱意」、そして社会人として必要な「公の心」をしっかりと身に付けた、世界で活躍できる人材を育成してまいります。