低コスト太陽電池でクリーンエネルギーをより身近に

電気電子工学分野 廣瀬文彦研究室 

top

廣瀬 文彦 教授 の 略 歴
1987年3月  東北大学工学部 卒業
1992年3月  東北大学大学院工学研究科 修了
1992年6月~2003年10月  三菱重工業基盤技術研究所 研究員
2003年10月~  山形大学工学部電気電子工学科


 研究内容
 近年の化石燃料の消費に伴う地球温暖化の問題から、クリーンエネルギーへの期待は高まる一方です。現在広く使われているのはシリコン太陽電池です。その効率は24.5%に達し、性能向上は進んでいますが、一般家庭への普及にはいたっていません。これを阻んでいるのは、コストの高さです。現在でも家庭用電池パネルはたたみ一畳で100万円以上の値段をしています。いかに安くて性能のよい太陽電池を作るかが課題であり、当研究室ではアトミックレベルでの半導体界面制御を活用して低コスト太陽電池を作る研究を進めています。

=================================================================

 2                             特に環境保全に係わる研究 
 低コストSi材料を用いた太陽電池
 一般のSi太陽電池はLSIを作るのと同程度の高純度Siを原料として製造されているため、コスト高になっています。当研究室では高純度化が不完全であるがコストが安いSiを用いた太陽電池の開発を行っています。現在模擬低純度Si(遷移金属濃度~1013/cm3)を利用して、効率13%を実証しており、18%級を目指して研究を目指して研究を進めています。

 高効率色素増感太陽電池
 白色顔料である低コストで豊富に存在する酸化チタンを用いた色素増感太陽電池の高性能化にも取り組んでいます。色素と酸化チタンの結合を高感度赤外分光を用いて原子レベルで評価し、界面制御を施すことで、高い発電特性をもつ電池の製作技術の獲得を目指しています。

3      4