生物駆動型テクノロジーが地球を救う

物質化学工学分野 木島研究室 

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木島 龍朗 教授 の 略 歴
1987年3月  山形大学工学部 応用化学科 卒業
1989年3月  山形大学大学院 工学研究科 応用化学専攻 修士課程 修了
1989年-1991年  富士通株式会社 電子デバイス事業本部
1995年  筑波大学大学院 工学研究科 物質工学専攻 博士課程(後期) 修了
1995年  山形大学工学部 物質化学工学科
2001年-2002年  米国アイオワ大学 医学部 博士研究員
2007年  山形大学大学院 理工学研究科


 研究内容
 科学的な探求心と工学的な見地の両面から、有機合成を核にバイオテクノロジーを駆使して『有用物質の生産』と『生物機能の応用』を目的とした生物駆動型テクノロジーの開発を目指しています。 酵素・微生物といった生体触媒の高度利用から生物機能の模倣技術まで、広い意味での新規な有機合成技術の開発を分子レベルから地球環境までの視点で、化学の切口から研究を行っており、環境やエネルギー問題にも積極的に取り組んでいます。

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                              特に環境保全に係わる研究 
 生体触媒、いわゆる酵素は温和な条件下で化学反応を進めることができることから環境に負荷を与えないグリーン・ケミストリーの中核として注目されています。現在、河川汚濁の一因である染料や色素の分解処理は、多量の化学薬品を投入して沈殿や吸着などの物理化学的方法を用いますが、我々は遺伝子操作を施した微生物・酵素系を電極還元法という補酵素リサイクル技術による温和で長期安定な色素分解系の開発を行っています(図1)。また石油代替および温室効果ガス削減効果が期待されるバイオマス・エネルギーとして有望なバイオディーゼル燃料 (BDF: Bio-diesel Fuel) の開発にも取り組んでおり、企業との共同研究により蒸留精製機能を持った新型BDF生成装置(図2a)で、従来品とは全く異なる無色透明で不純物のほとんど無いBDFを合成することに成功しています(図2b)。

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図1


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図2a                  図2b