大地熱による自然涼風と融雪

機械システム工学分野 横山孝男研究室 


横山 孝男 教授 の 略 歴
1948年  山形県天童市生まれ
1973年  山形大学工学部修士課程 修了
1985~6年  日蘭交換研究員でデルフト工科大・デルフト土質工学研究所
1982年  工学博士(東工大)
1999年  山形大学工学部教授


 研究内容
 持続可能エネルギーでも大気や水そして大地を中心に掘り起こし、私達の生活環境に役立てエネルギー機器を開発する。逆に環境汚染の可能性もあるので地水圏の環境保全を車の両輪として行っている。ティータイムの砂糖に刻まれたデルフト土質工学研究所のマークにあるように、地面に頭を突っ込んでいる。

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                              特に環境保全に係わる研究 
 苔の生えた瓶(つるべ)で汲んだ冷たい井戸水が不思議でたまらず、この大地の熱に惹かれて来た。打ち水は風情があって美しい。涼しさは水の気化熱と蒸発を受け入れる空気がもたらす。内陸部の湿気を籾殻で取って井戸の冷たさが荷う「屋敷森」空調方式の入り口に来た。
除湿は土でも良い。涼しさは融雪水のしみ込んだ大地に沢山ある。この巨大魔法ビンから自然換気式で冷房しようとするのが写真1である。尾花沢市、NEDOとの共同研究が平成13年度から進められている。
冬は逆に井戸水には温もりがあるので融雪に使われるが汲み過ぎれば地盤沈下を引き起こす。井戸水は他に換え難い水そのものの持続的資源とし、揚水ではなくそのエネルギーだけを頂きたい。直接雪と接する放熱器も低温で機能する様、写真2に示すヒートパイプと均熱板の組み合わせに取り組んでいる。
  不知火湾で1960年頃発覚した水俣病は新しい文化の生みの苦しみではないか。技術の負側面を考慮せずプラス面だけをもてはやす事はもう不可能である。常に私達の研究は大地を汚す恐れがある。大地の熱汚染と写真3に示す土壌汚染(六価クロム)回復の研究を並行して行っている。学科の技術者倫理教育を担当し、研究室ではそれを織り交ぜながら研究している。

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          写真1                         写真2

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写真3