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工学部Sathish助教がシンポジウムを企画しました。
「天然高分子のイオン液体溶液を用いた特性評価法の検討と天然高分子の新規利用法の可能性」(九州大学 高橋良彰 准教授)

日 時:2014年3月28(金)15:00〜17:00
場 所:4号館113号室
講演タイトル:「天然高分子のイオン液体溶液を用いた特性評価法の検討と天然高分子の新規利用法の可能性」
講 師:高橋良彰 准教授(九州大学)
内 容:高分子の分子構造や高分子鎖の大きさといった分子特性の解明が、希薄溶液の研究により発展し、それが溶融粘度をはじめとする様々なバルクの物性の理解にも大きく貢献してきた。こんにちの高分子材料の成形性や高分子製品の性能は、基礎物性の理解とそれに基づく分子構造、分子量やその分布の制御によるところが大きい。セルロースや絹フィブロインといった天然高分子は、合成高分子の発明のはるか以前から使用されてきたが、均一な溶液が得られにくいためにそれらの分子特性には未解明な点が多い。近年、イオン液体が難溶性天然高分子の溶媒に適していると報告され、そもそもセルロースや絹フィブロインがどんな分子特性を持つかという基礎的な疑問から、溶液状態を経由した新規材料開発まで様々な研究が展開されている。
わたしの研究グループでは「できる限り正確」な結果を求めて、まず分子特性が明確な「モデル多糖類」であるプルランの希薄イオン液体溶液の粘弾性を中心に研究を進めている。その結果を反映してセルロース等の研究も進めている。このセミナーでは上記研究の概要を紹介し、さらに今後期待される天然高分子の新規利用法についても述べる。

※このセミナーは、テニュア・トラック普及・定着事業(若手研究者の自立的研究環境整備促進)の支援を受け開催しています。